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綿密な下調べと素早い反射神経とねばりの車両撮影

スタジオ撮影ではなく、実際に走行する電車、バス、車といった車両を撮影する際のこだわりを一部紹介します。

愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)は、現在日本で唯一営業運転をしている常電動吸引型の磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)です。
路線はほぼ高架で東西に走っている為、春分、秋分の前後になると夕陽と絡めた撮影が可能となります。

上の写真は、夕日を絡めたリニモの写真です。
リニモが絡んだイベントや冊子などで、何度も使われている写真です。

特に、窓一面に夕日が移りこんだ写真は奇跡の一枚…のようですが、これは偶然撮れたのではなく、しっかり狙って撮っているのです。

夕焼けを正面窓に映したリニモ。3月8日17時37分51秒に撮影しました。
リニモの先頭形状は中央の窓が少し前に出ていて、左右と上の窓に少し後退角が付いている為、映り込みもそれぞれ異なり、このような不思議な写真が撮影できます。

ただ、夕焼けの状態により映り込みも変化し、タイミングも一瞬の事です。撮影には綿密な下調べと素早い反射神経とねばりが要求されます。

上の2枚は、夕焼けを正面窓に映したリニモから2秒後、そこからさらに2秒後に撮影したものです。夕焼けは全く映っていません。
運だけでは撮れないのです。天候、日の入り、リニモの運行ダイヤ等から撮影ポイントを導き出し、狙った一瞬を確実に捕えるプロのフォトグラファーが成せる技なのです。

そして3年後…
再び夕焼けを正面窓に映したリニモの写真を撮れるのか?に挑戦しました。

3月10日17時42分59秒に撮影。
太陽の位置が南に2日分移動しているので、カメラ位置も移動してスタンバイ。
しかし、この日は雲が薄く太陽が強く、太陽の反射だけが写っていました…失敗。

翌3月11日。西の空の太陽は、前日より少し弱めの理想のコンディション。
導き出した撮影ポイントは、3年前より南に5メートル程移動しているため、列車がより正面になりますが、17時41分03秒に再び、夕焼けを正面窓に映したリニモの写真を撮ることができました。

こうしたHAKUEI PUBLICITYの車両撮影にかけるこだわりは、地元の市交通局発行のカレンダーに使われたり、大手自動車メーカーのイメージ撮影等に結びついています。

HAKUEI PUBLICITYのこだわりの写真撮影で、『高品質』な写真をお届けします。

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一枚の写真を撮るためにそんなことしてるの?!
このこだわりが、高品質の作品へとつながっています。
HAKUEI PUBLICITYの様々なこだわりを随時紹介していきます!